waiting-listのブログ

placeof - プレイスオブ の開発ブログです

2024-01-01から1年間の記事一覧

「物件への投げ銭」機能をベータリリースしました

概要 placeofは、物件をお持ちの方が、その物件の細かいスペックや特徴や生活を投稿して、「次の人」とつながるサービスです今回、そうした物件に潜在的な興味を持った将来の購入者や借り主の方が、その物件への興味を示すことが出来る「物件への投げ銭」機…

物件への関与者フォームの大幅な修正について

物件への関与者フォームを大幅に修正しました。下記画像のように「左官」「ガーデニング」「家具」「大工」など通常の物件投稿フォームにはないような職種も追加してみました。こうした職人的な方々を含めてどのような方が物件に関与したかが分かるようにな…

結局REINSは必要なのか?

REINSのような不動産データベースが無い国は、意外に多いです。不動産透明度インデックス上位の国でアメリカ・カナダ以外には無いと思われます。 日本には一応ある訳ですが、 売買での両手仲介が40%程度 https://diamond-fudosan.jp/articles/-/148998 「未…

不動産仲介業の最も非効率な部分とは?

不動産仲介業の最も非効率な部分は、売り手側・買い手側に限らず、「集客」(最近風に言うならばlead generation)にあるようです。 https://www.sumave.com/20190809_12715/ https://www.lij.jp/news/research_memo/20150501_1.pdf 逆に言うと、ある程度検討…

placeofのスペック詳細フォームの実装について

shadcn/uiを使ったサジェストフォームのサンプルとして下記のようなものがあります。 https://www.armand-salle.fr/post/autocomplete-select-shadcn-ui 運営されているarmandさんのgithubのソースコード placeof - プレイスオブの物件スペックを入力する画…

アメリカの住宅仲介業界で「日本化」されないもの

アメリカの不動産業界での訴訟が数年掛かるのでは、と昨日(2024/3/16)記載しましたが、今朝起きたら電撃的な和解をしていました。 米住宅取引に変化の兆し、全米不動産業者協会が手数料巡る訴訟で和解全米不動産業者協会(NAR)は15日、不動産仲介業者の…

アメリカ住宅仲介業界の「日本化」?

アメリカの住宅売買仲介業界では今6つほど大きな訴訟があり、そのうちの一つは損害賠償額が2000億円程度が地裁の陪審レベルで確定しており、6つの訴訟が全て終わるのは数年ごとは言え10兆円の手数料収入があるアメリカの住宅仲介業界が大きく変わる気がしま…

placeofを支える技術

スクリーンショット placeof - プレイスオブ の技術構成 Next.js このサービスには多種多様なフォームがあり、Server Actionsは試験的にcontactページで使っています。Intercept Routesも使っています。 PlanetScale/Prisma 水平スケール出来るMySQLであるPl…

様々な家の売り方: Distribute It Yourself

アメリカのFSBO市場について書きましたが、調べてみると他にも面白い家の売り方がいろいろありました。ところで、アメリカの不動産市場と日本の不動産市場の最も顕著な違いは「在庫データ」が分かるかどうかだと思います。これが分かるぐらい不動産データが…

アメリカのFSBO市場

年間600万件ほどの既存住宅取引があるアメリカではその7%ほどがいわゆる直販売であるFSBO(For Sales By Owner)という取引手段を行なっていると言われています。この数字は不動産仲介業者の団体であるNARが発表しており、彼らのデータベースであるMLSに登録さ…

アメリカで現在進行中の不動産手数料に関する巨額訴訟

2023年3月現在、アメリカでは現在進行系で不動産仲介手数料に関する大きめの集団訴訟(Sitzer v. National Association of Realtors Case No. 4:19-cv-00332-SRB)があります。 この訴訟の重要な前提は・アメリカではreal estate agentとrealtorの2種類の不動…

不動産を地図で検索する

恋愛と結婚が微妙に違うように、不動産を探すときと実際に住むときの微妙な違いはあるように思います。ただ、「周辺環境」が重要というのは不動産を探すときにも多くの人が感じているのではないでしょうか。 「不動産を地図で検索する」のはそうした「周辺環…

SNSやYouTubeで不動産流通はどう変わるか

InstagramやTwitterやYouTubeで物件での生活を投稿したり、インテリアを紹介したり、場合によっては次の購入者/入居者を募集する人が増えています。また、3D内見や電子署名やなどのテクノロジーも発達しています。地図を始めとしたデータも充実してきていま…